従来型のペースメーカでは、本体を胸部の皮下に植え込み、リードに接続します。リードは血管の中を通して心臓まで到達させ、先端を心臓の組織に固定します。リードは柔軟かつ絶縁被覆された導線で、ペースメーカの本体と心臓組織をつなぐ役割を果たします。鼓動が遅くなったり、一瞬止まったりしたことをペースメーカが感知すると、リードを通して電気信号が心臓に伝わり、心拍数を正常に戻します。
リードレスペースメーカも従来型ペースメーカと同様に心拍を調節する機能を果たしますが、従来型ペースメーカとは構造が異なります。リードレスペースメーカの場合は、リードを使用する代わりに、足の血管から挿入して心臓内に植え込んだ小型のデバイスにより心拍の感知と調節を行います。従来型のペースメーカと異なり、リードや導線が一切なく、胸部を切開する必要がないため、胸部に傷跡が残ったり、腕の動きが制限されたりすることがありません。
AVEIR AR
心房用リードレスペースメーカ
AVEIR VR
心室用リードレスペースメーカ
AVEIR DR
デュアルチャンバ型リードレスペースメーカシステム
活発で人生を謳歌しているチェルシーさん。ペースメーカが必要となったとき、彼女のライフスタイルに最適なペースメーカがAVEIR VRリードレスペースメーカでした。
82歳になってもスポーツを通じて人とつながることが好きなデニスさん。腕の動きに制限がないAVEIRリードレスペースメーカにより、デニスさんが望む活動的な自立した生活が実現しました。
患者さん向けのAVEIRリードレスペースメーカに関するご案内資料です。
世界初のデュアルチャンバ型リードレスペースメーカシステムと、シングルチャンバ型である心房用・心室用リードレスペースメーカシステムを紹介しています。
リードレスペースメーカは、小型でリードと呼ばれる導線のないペースメーカです。脚の血管から心臓に直接植え込まれ、心拍を調節します。
リードレスペースメーカは、リードと呼ばれる導線を血管の中に通す必要がありません。また、従来型ペースメーカの10分の1の大きさです。従来型ペースメーカに伴うリードや皮下ポケットの合併症のリスクがなく、植込み手術も従来型ペースメーカと比べて侵襲性の低いものとなっています。
はい。ペースメーカの有効性および安全性は臨床試験を通じて実証されてきました。ペースメーカの歴史は長く、心臓のリズムに問題がある患者さんの治療で成果を上げ、多くの患者さんの生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させてきました。
リードレスペースメーカの場合、鼠径部と呼ばれる脚の付け根部分を小さく切開し、脚の血管からカテーテルを用いてペースメーカを心臓内の部位に直接固定します。従来型ペースメーカの場合、胸部を切開して皮下にペースメーカ本体を植込み、血管を伝って心臓内に先端が固定されたリードと接続します。
一般的に、リードレスペースメーカの方が侵襲性が低い(痛みや苦痛が少ない)とされています。
従来型ペースメーカーの場合、植え込み後約 6 週間で通常の活動を再開できますが、その後も腕の動きに若干の制限があります。リードレスペースメーカの場合、腕の動きに制限はなく、日常生活をすぐに再開できます。
MAT-2410554 v1.0
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